楽天モバイルの申込画面で、端末保証のチェックの前で手が止まっている人へ。先に結論を書きます。保証は全員におすすめできるものではなく、今使っている端末をいくらで買い直せるかで答えが変わります。
そして楽天モバイルの端末保証には、あとから入れないものと、開通から30日だけ入れるものがあります。ここを知らずに流すと、僕と同じ失敗をします。
僕は2026年2月、妻の回線用に中古のSIMフリーiPhone 12を45,800円で買いました。持ち込みスマホあんしん保証が開通日から30日以内しか入れないと知らず、加入し損ねました。中古なのでメーカー保証もなく、今も無保証のまま使っています。
この記事の月額・自己負担金・加入条件は、2026年10月1日に楽天モバイル公式の各オプションページで確認した記載から引いています。なお本記事には広告(PR)を含みます。
結論|端末保証に入るべき人と入らなくていい人

判断軸は1つだけです。壊れた翌日に同じ端末を買い直せる現金があるかどうかで決まります。
一つずつ見ていきましょう。
入るべき人の3条件
入ったほうがいいのは、端末の買い直しが家計に刺さる人です。具体的には次の3つのどれかに当てはまる場合になります。
- 端末の残価が7万円以上
- メーカー保証が残っていない
- 過去に画面を割った経験あり
理由は単純で、持ち込みスマホあんしん保証の自己負担金は公式ページで6,600円もしくは12,100円(税込・機種により異なる)と定められているからです。10万円の端末が12,100円で同一機種の新品同等品に替わるなら、差は約9万円になります。
とくに小さい子どもがいる家庭は、落とす頻度が独身時代と変わります。うちも娘が1歳を過ぎてから、スマホを取られて床に落とされる回数が増えました。
入らなくていい人の3条件
逆に、保証料を払わないほうが期待値で勝つ人もいます。ここを書かない記事が多いので、はっきり書いておきます。
- 端末の残価が3万円以下
- 予備のスマホが家にある
- 1年以内に機種変更する予定
月額715円でも、2年払えば17,160円になります。3万円の端末に2年で17,160円の保証料を払い、さらに交換時に6,600円を出すなら、壊れたときに買い直したほうが安く済む可能性が高いです。
僕のiPhone 11は乗り換え時点ですでに数年使った端末でした。今から壊れても同等の中古を数万円で買えるので、自分の回線では保証よりも端末の買い替え資金を残すほうを選んでいます。
迷ったときの決め方
どちらとも言えないときは、いったん入っておくほうが取り返しがつきます。持ち込みスマホあんしん保証は月途中の解約でも日割り計算になると公式に明記されているためです。
加入のほうには30日の締切がありますが、解約にはありません。つまり後から外すのは自由で、後から入るのは不可能という非対称な設計になっています。
だから判断がつかないまま締切を迎えそうなら、いったん入って、落ち着いてから外す。これが一番損の少ない動き方です。僕は妻の回線でこの選択肢を知らず、締切を過ぎました。
ただし数日で外すのは意味がありません。故障受付ができるのは製品情報の登録日から30日を過ぎてから発生した事故なので、1カ月以内に解約すると保証が一度も効かないまま料金だけ払うことになります。入るなら最低でも1カ月は置いてください。
楽天モバイルの端末保証は3種類ある

「端末保証」でひとまとめに語られますが、入れる保証はどこで端末を買ったかで決まります。自分が選べるのは、実質1つだけです。
一つずつ見ていきましょう。
持ち込みスマホあんしん保証
今使っている端末をそのまま持ち込む人が入るのがこれです。公式ページの月額は715円から1,309円(税込)で、機種によって変わります。
内容は修理ではなく交換で、破損・全損・水没のときに新品同等の同一機種が届きます。自己負担金は6,600円もしくは12,100円、回数は1契約につき年間2回までです。
注意したいのは盗難と紛失が対象外という点です。落として割るのは対象ですが、なくしたときは1円も出ません。
加入できるのは、SIMのみでプランを申し込むときか、楽天回線の開通日から30日以内にmy楽天モバイルから手続きした場合に限られます。店頭ではなくオンラインでの手続きです。
スマホ交換保証プラス
楽天モバイルで端末を買う人はこちらになります。正式名称はスマホ交換保証プラス&家電補償で、月額は製品価格帯ごとに980円・1,180円・1,380円・1,580円(税込)と公式が公開しています。
Rakuten認定中古で買った場合は別の表になり、機種に応じて1,310円・1,490円・1,650円(税込)です。自己負担金は6,600円もしくは12,900円と案内されています。
持ち込みとの決定的な差は2つあります。盗難・紛失も対象で、回数も年間3回まで(うち盗難・紛失は年2回まで)と広く取られています。
さらに家庭のテレビやPCなどの自然故障を限度額の範囲で無料修理する家電補償が特典として付きます。端末を楽天モバイルで買うかどうかを比べるときは、この差も金額に入れてください。
故障紛失保証とAppleCare
楽天モバイルでiPhoneを買う人だけが選べるのが、故障紛失保証 with AppleCare Services & iCloud+です。月額は1,310円・1,490円・1,650円(税込)と機種で分かれています。
他の2つと違い、交換ではなく修理が選べます。持ち込み修理の自己負担は画面または背面ガラスで3,700円、それ以外で12,900円、自然故障は無償と公式に記載があります。
画面割れが3,700円で直るのは、ここまでの2つと比べてかなり安い水準です。そのかわり、申し込めるのはiPhoneの購入時だけで、あとから追加はできません。
そしてRakuten認定中古のiPhoneはこの保証の対象外です。中古のiPhoneを検討している人は、楽天モバイルでiPhoneを安く買う方法で本体価格を下げたうえで、どの保証に入れるかを先に確かめるほうが確実です。
月額と自己負担で損益分岐を計算した

数字で決めたい人向けに、判断の式を出します。難しい計算は要りません。
一つずつ見ていきましょう。
分岐を出す計算式
比べるのは次の2つの金額です。保証に入った場合の総支払いと、入らずに壊れた場合の支払いを並べます。
- 月額×使う予定の月数を出す
- そこに自己負担金を足す
- 端末の買い直し額と比べる
1と2の合計が3より小さければ、壊れたときに保証が勝ちます。逆に大きければ、保証料を貯めておいて買い直すほうが理屈のうえでは有利です。
ここで大事なのは、使う予定の月数を正直に入れることです。保証は端末に紐づくので、回線を解約したり端末を手放したりすれば切れます。
月額715円で計算した場合
最安の715円で、2年使う前提だと保証料は17,160円です。自己負担が6,600円の機種なら、1回交換して合計23,760円になります。
つまり買い直しに23,760円より多くかかる端末なら、この時点で保証のほうが得です。妻のiPhone 12は45,800円で買ったので、明確に保証側が勝つ位置にいました。
一方、上限の1,309円で自己負担12,100円の機種だと、2年で合計43,516円になります。この水準まで来ると、中古で同じ機種を買い直す額と競り合う場面が出てきます。
だから月額と自己負担金は、必ず自分の機種の欄で確認してください。持ち込みスマホあんしん保証のページにあるサービス料金一覧に、機種ごとの月額と自己負担金、それに保証対象かどうかが並んでいます。
見る順番は、まず自分の機種名を一覧で探し、次に月額、最後に自己負担金です。一覧に自分の機種が見当たらないなら、そもそも保証対象外の可能性があります。
修理実費は断定できない
ここで「画面割れの修理は◯万円」と一律の数字を出す記事がありますが、それは信用しないでください。修理代は機種と症状で大きく変わります。
同じ画面割れでも、ガラスだけの損傷と、内部の液晶やタッチまで壊れている場合では別の金額になります。落として曲がった、水に入れた、背面まで割れたとなればさらに変わります。
Appleは正規の保証対象外修理の見積額を機種ごとに公開しており、画面と背面ガラスは別料金です。非正規の修理店はさらに独自価格なので、比べるなら自分の機種名で調べるしかありません。
もう一点、非正規の修理歴がある端末は改造品として保証対象外になると公式が明記しています。安い修理店で直した端末は、後から保証に入っても使えない可能性があります。
僕が加入し損ねた話|30日の締切と対象外

金額より先に効くのが、締切と対象条件です。ここで落ちると、いくら計算しても意味がありません。
一つずつ見ていきましょう。
中古iPhoneで締切を逃した
2026年2月、妻の回線用に中古スマホ専門店でSIMフリーのiPhone 12を買いました。64GB・Bランク・バッテリー最大容量89%で45,800円でした。
楽天モバイルのSIMを挿してそのまま開通し、Rakuten Linkも動いたので、そこで満足して手続きを終えました。保証のことは頭から抜けていました。
あとで調べたら、持ち込みスマホあんしん保証は開通日から30日以内にしか入れないと公式に書いてありました。中古はメーカー保証もないので、壊れたら45,800円が丸ごと消える状態で今も使っています。
中古で端末を用意する人ほど、この保証の価値は高いはずでした。中古選びで僕がどこを確認したかは、楽天モバイルで中古スマホを使う前の確認手順にまとめています。
入った直後は使えない
もう1つ、入ってすぐには使えない期間があります。公式は故障受付について、製品情報の登録日や変更日を起算日として、30日を経過した後に発生した事故から受け付けると案内しています。
つまり加入と製品登録を済ませた日から1カ月ほどの間に壊れた分は、保証対象外になります。すでに割れている端末を登録しても対象外だと明記されています。
壊れてから慌てて入る、という使い方は完全に塞がれている設計です。だから加入の判断は、端末が無事なうちに済ませる必要があります。
さらに、故障してからの申請にも期限があります。故障発生から30日以内に受付をする必要があると公式に書かれているので、壊れたまま放置しないでください。
対象外になる端末がある
加入できても保証が効かないケースがあります。公式が対象外として挙げているのは、海外版の製品と、非正規修理を受けたことがある端末です。
中古販売店で買った端末に非正規修理が入っている場合もあるので、販売店に確認するようにと公式が名指しで注意しています。中古を買うなら購入前に聞いておく項目です。
加えて、一部のキャリア製品や購入場所によって対象外になる場合があるとも書かれています。申し込み時に購入場所を間違えて選ぶと、加入はできても保証対象外になるという注意書きもあります。
僕がフリマでau版のAndroidを買いかけてやめたのも、対応状況が確認できなかったからでした。保証まで考えると、素性の分からない出品を避ける理由はさらに増えます。
交換はデータが戻らない
ここが修理との一番の違いです。持ち込みスマホあんしん保証は修理ではなく交換なので、届くのは中身が空の同一機種で、写真も連絡先も戻ってきません。
公式も、データ保全の代行や補助は行わず、製品内のデータの消失について責任を負わないと明記しています。交換サービスの提供時には必ず初期化を行うとも書かれています。
つまり日ごろからバックアップを取っていない人は、保証に入っていても大事なものを失います。画面が割れて操作できなくなってからでは、バックアップの操作そのものができません。
さらに故障機の返送にも条件があります。交換品の受領日から14日以内に返送キットで送ること、事前にデータ消去と初期化をすること、iPhoneなら「iPhoneを探す」を解除することが求められます。
これらを守らないと利用規約に基づく違約金が発生する可能性があると公式に書かれています。保証は「壊れたら新品が届いて終わり」ではなく、返送までが手続きだと思っておいてください。
申込画面に戻る前に確認すること

ここまでを踏まえて、チェックを入れる前に確認する項目を並べます。3分で終わります。
- 自分の機種の月額を見る
- 自己負担金の金額を見る
- 端末の買い直し額を調べる
- 非正規修理の有無を確認
- 開通日から30日を数える
4番は中古で買った人だけの項目ですが、ここを飛ばすと保証料を払い続けたのに対象外だった、という最悪の結果になります。販売店に一度問い合わせておけば済む話です。
5番は、すでに開通している人にとっては締切そのものです。my楽天モバイルで開通日を確認して、残り日数を先に把握してください。
そもそも回線の料金がいくらになるのかを整理したい段階なら、保証より先に本体料金を詰めたほうが早いです。僕は2年使っていて、内訳はRakuten最強プランの料金と落とし穴に書きました。
機種ごとの月額と自己負担金の一覧、それに現在の申し込み条件は楽天モバイルの公式サイトから確認できます。金額は改定されるので、決める直前に自分の機種の欄を見てください。
なお、手持ちの端末を下取りに出すか売るかで迷っているなら、保証の有無も判断材料になります。比べ方は楽天モバイルの下取りと売却の比較にまとめました。
楽天モバイルの端末保証によくある質問

- 端末保証はあとから入れますか?
-
持ち込みスマホあんしん保証は、SIMのみでプランを申し込むとき、もしくは楽天回線の開通日から30日以内であればmy楽天モバイルから加入できます。31日目以降は入れません。
- 月額はいくらですか?
-
持ち込みスマホあんしん保証は715円から1,309円(税込)で、機種によって変わります。楽天モバイルで端末を買った場合のスマホ交換保証プラス&家電補償は980円から1,580円(税込)です。
- 交換のときに自己負担はありますか?
-
あります。持ち込みスマホあんしん保証の自己負担金は、機種に応じて6,600円もしくは12,100円(税込)と公式に定められています。月額とは別に必要です。
- 年に何回まで使えますか?
-
持ち込みスマホあんしん保証は1契約につき年間2回までです。スマホ交換保証プラス&家電補償は年間3回まで(うち盗難・紛失による交換は年間2回まで)と案内されています。
- 紛失したときも保証されますか?
-
持ち込みスマホあんしん保証では盗難・紛失は対象外です。盗難・紛失まで備えたい場合は、楽天モバイルで端末を購入してスマホ交換保証プラス&家電補償や故障紛失保証を選ぶ必要があります。
- 加入した当日から使えますか?
-
使えません。公式は故障受付について、製品登録が完了してから31日目以降に行えると案内しています。月額利用料はオプションの申し込み当日から発生します。
- 交換品にデータは入っていますか?
-
入っていません。届くのは新品同等の同一機種で、データの移行は自分で行います。公式はデータ保全の代行を行わず、製品内データの消失について責任を負わないと明記しています。事前のバックアップが前提のサービスです。
- 壊れた端末は返さなくていいですか?
-
返す必要があります。交換品の受領日から14日以内に、同梱の返送キットで故障機を着払い送付します。期限内に送らない場合や「iPhoneを探す」が解除されていない場合は、利用規約に基づく違約金が発生する可能性があります。
- Rakuten認定中古にも保証は要りますか?
-
Rakuten認定中古の製品には、商品到着日を起算として90日間の無償保証が自動で付帯します。90日を過ぎた後も備えたい場合に、有料の保証を検討する形になります。
- 中古スマホでも入れますか?
-
楽天回線対応製品であれば加入自体はできますが、非正規修理を受けたことがある端末は改造品として対象外になります。中古販売店の端末に非正規修理が入っている場合があるため、販売店への確認が必要です。
- つながる端末保証との違いは何ですか?
-
つながる端末保証は旧プラン向けのサービスで、交換時の利用料金は毎年1回目が税込4,400円、同年内2回目が税込8,800円です。Rakuten最強プランの情報は持ち込みスマホあんしん保証のページを見るよう、公式が案内しています。
- 機種変更したら保証は切れますか?
-
切れません。持ち込みスマホあんしん保証はWebから変更手続きを行えば引き続き保証を受けられ、機種の変更登録に手数料はかかりません。ただし月額利用料と自己負担金は新しい機種の金額に変わります。
この記事のまとめ

- 残価7万円超なら入る
- 残価3万円以下なら見送る
- 自己負担は6,600円か12,100円
- 入れるのは開通から30日以内
- 使えるのは登録から31日目以降
- 盗難と紛失は対象外
- 交換なのでデータは戻らない
- 迷うなら入って後で外す
端末保証は安心を買うものだと語られがちですが、実際は金額の計算です。月額に使う月数を掛けて自己負担金を足し、買い直し額と比べれば答えは出ます。
そのうえで、締切があるのは加入だけだという非対称を忘れないでください。僕はそこを知らずに、妻の45,800円のiPhoneを無保証で使い続けることになりました。
今日やることは1つです。my楽天モバイルで開通日と自分の機種の月額・自己負担金を確認して、残り日数の中で入る・入らないを決めてください。
