新NISAを始めるって決めたのに、いざ証券口座を開いたら今度は「で、何を買えばいいの?」で手が止まる。僕も最初そうでした。
検索すると出てくるのが「オルカン」と「S&P500」。名前は聞くけど、違いがよく分からないし、間違えたら損する気がして怖いですよね。
とくぶー投資歴4年・新NISAは月5万を楽天証券で積み立ててる僕が、初心者がつまずく「どっち問題」を正直にほどいていきます。結論から言うと、どっちでも大失敗はしないです。
この記事を読むと、自分がオルカン派かS&P500派かを決めて、その日のうちに積立設定までいけます。両方買うのはアリかも含めて、僕の失敗込みで話します。
新NISAの銘柄でオルカンとS&P500が二強な理由


新NISAで「何を買えばいい?」と調べると、ほぼ必ずこの2つに行き着きます。理由はシンプルで、低コストで世界の成長をまるごと買える定番だからです。
まずはこの2つがどういうものか、ざっくり押さえましょう。
一つずつ見ていきましょう。
オルカン:世界中にまるごと分散


オルカン(正式名はeMAXIS Slim 全世界株式〈オール・カントリー〉などが定番)は、その名の通り全世界の株式にまとめて投資する投資信託です。
先進国だけでなく新興国も含めて、約50カ国・数千社にまるっと分散されます。中身を見ると米国が6割前後を占め、残りを日本やヨーロッパ、中国・インドなどの新興国が分け合うイメージです。
「どこの国が伸びるか分からないから、ぜんぶ持っておく」という発想。これ1本で世界中に投資できるのが最大の強みです。
S&P500:米国の主役に集中


S&P500は、米国を代表する約500社で構成される株価指数に連動する投資信託です。アップルやマイクロソフト、エヌビディアといった世界的な企業がずらりと並びます。
過去の実績では、米国市場が世界の成長を引っ張ってきました。だから「迷うくらいなら強い米国に集中したい」という人に選ばれています。
ただし投資先が米国に偏るぶん、米国市場が不調な局面では値動きが大きくなりやすいのは正直なデメリットです。良いときは伸びるけど、その逆もある、という性質は頭に入れておきましょう。
オルカンとS&P500の違いを表で比較


2つの違いを、初心者がいちばん気になる項目で並べてみました。スマホでも見やすいよう3項目に絞っています。
| 項目 | オルカン | S&P500 |
|---|---|---|
| 投資先 | 全世界(約50カ国) | 米国500社 |
| 米国比率 | 6割前後 | ほぼ100% |
| 分散 | 広い | 米国に集中 |
| 値動き | 比較的おだやか | やや大きめ |
| 向いてる人 | 迷う・広く分散したい | 米国に賭けたい |
表だと差がありそうに見えますが、実はオルカンも中身の6割は米国株です。だから値動きは思ったより似ています。「まったく別物」ではなく「米国だけにするか、世界も少し混ぜるか」くらいの違い、と捉えると気がラクですよ。
投資歴4年の僕がオルカンを選んだ理由【体験談】


ここからは僕の実体験です。結論、僕は月5万のうち大半をオルカンにしています。理由は華やかじゃないですが、正直に書きます。



4年前、僕は一度やらかしてます。値下がりが怖くて狼狽売りして、結局そのあと値を戻して悔しい思いをしました。だから今は「考えなくていい」ものを選んでます。
オルカンにした一番の理由は、僕みたいに途中で不安になる性格だと「全世界に分散してるから、まあ大丈夫」と思えるからです。米国一本だと、米国のニュースが出るたびに気が気じゃなくなる。自分のメンタルに合わせた、という感じです。
あと、どの国が伸びるかなんて僕には予想できません。だったら全部持っておけば、考えなくて済む。ズボラな僕には合ってました。
もちろんこれは僕の選択で、正解ではないです。実際、米国が強かったこの数年はS&P500のほうがリターンは上でした。過去にオルカンより米国集中が伸びた事実は、隠さず知っておくべきです。そのうえで、僕は「夜よく眠れるほう」を取りました。
新NISAの口座選びや積立の始め方そのもので迷っているなら、新NISAの始め方と楽天証券とSBI証券どっちもあわせてどうぞ。
オルカンが向いてる人・S&P500が向いてる人


体験談を踏まえて、タイプ別にまとめます。自分がどっちに近いかで選んでOKです。
一つずつ見ていきましょう。
オルカンが向いてる人:迷う・分散重視


「正直どっちでもいいから、無難で失敗しにくいほうがいい」という人はオルカンが合います。世界中に分散されているので、特定の国の不調に引きずられにくいのが安心材料です。
僕みたいに途中で不安になりやすい人、相場のニュースで気持ちが揺れやすい人にも向いています。「全世界だから大丈夫」と思えるだけで、続けやすさが変わります。
投資にあまり時間をかけたくない、ほったらかしにしたい人にもオルカンはぴったりです。これ1本で完結します。
S&P500向きの人:米国に賭けたい


「これからも米国経済が世界を引っ張る」と思える人は、S&P500が向いています。米国の成長をダイレクトに取り込めるのが強みです。
多少値動きが大きくても気にせず積み立て続けられる、リターン重視の人にも合います。過去の実績では、米国が好調だった期間はオルカンを上回ってきました。
ただし米国だけに集中するぶん、米国が長く低迷したときの下げも受けやすい点は納得したうえで選びましょう。値動きの大きさに耐えられるかが分かれ目です。
両方買うのはダメ?併せ持ちの考え方


「決めきれないから両方買いたい」という人、けっこう多いです。結論、両方持つのは悪くないですが、効果は限定的だと知っておきましょう。
理由は、オルカンの中身の6割はもともと米国株だから。オルカンとS&P500を併せ持っても、米国比率がさらに高まるだけで、分散が劇的に増えるわけではありません。「半分ずつ」だと、実質はかなり米国寄りのポートフォリオになります。
それでも「気持ちの納得感」で両方持つのはアリです。投資は続けられるかが何より大事なので、自分が安心して積み立てられる形が一番。ただ、「両方買えばリスクが半分になる」は誤解なので、そこだけ勘違いしないようにしてください。
銘柄を選ぶときに見るべき3つのポイント


オルカンにもS&P500にも、似た商品が複数あります。同じ「S&P500に連動」でも中身は微妙に違うので、選ぶときは次の3つを見ればOKです。
一つずつ見ていきましょう。
信託報酬:低コストを選ぶ


信託報酬は、投資信託を持っているあいだ毎年かかる運用コストです。長期だと地味に効いてくるので、できるだけ低いものを選びます。
定番のeMAXIS Slimシリーズは、オルカンもS&P500も業界最低水準(おおむね年0.05〜0.09%前後)です。最近は楽天プラスシリーズなどさらに低コストの商品も出ています。信託報酬の細かい数字は改定で変わるので、買う直前に証券会社の商品ページや目論見書で最新を確認しましょう。
純資産総額:大きいほど安心


純資産総額は、その投資信託にどれだけお金が集まっているかの規模です。大きいほど人気で運用が安定しやすく、繰上償還(運用が途中で終わること)のリスクも下がります。
eMAXIS Slim 全世界株式やS&P500は、純資産が数兆円規模で群を抜いています。迷ったら、純資産が大きく実績の長いものを選んでおけば大きく外しません。
新しくて低コストな商品も魅力ですが、設定から間もないと実績が浅い点は頭に入れておきましょう。
連動する指数を確認する


同じ「全世界株式」でも、連動する指数が違うことがあります。オルカン系はMSCI ACWIやFTSE系などが代表的で、どちらを選んでも大きな差は出にくいとされています。
初心者のうちは、ここで悩みすぎなくて大丈夫です。「低コスト・大きい純資産・定番の指数」の3つを満たすeMAXIS Slimあたりを選んでおけば、無難に始められます。
楽天証券・SBI証券のどちらでも、これらの定番銘柄は買えます。口座でまだ迷っているなら楽天証券とSBI証券どっちを、月いくら積み立てるか決めかねているなら新NISAは毎月いくらもどうぞ。
新NISAの銘柄に関するよくある質問


- 新NISAの銘柄はオルカンとS&P500どっちが正解ですか?
どちらも定番で、大きな失敗はしにくい選択肢です。広く分散したいならオルカン、米国の成長に賭けたいならS&P500、と考え方で選べばOKです。中身は似ているので、どちらを選んでも極端な差にはなりにくいです。
- 新NISAの銘柄は1本だけでいいですか?
はい、オルカンかS&P500を1本だけでも十分に分散投資になります。むしろ初心者のうちは、1本に絞ったほうが管理がラクで続けやすいです。慣れてから検討すれば大丈夫です。
- 新NISAの銘柄でオルカンとS&P500を両方買うのはダメですか?
ダメではありませんが、オルカンの6割は米国株なので、両方持つと米国比率が高まるだけで分散はあまり増えません。「両方でリスク半減」は誤解です。気持ちの納得感で持つぶんには問題ないです。
- 新NISAの銘柄は途中で変更できますか?
これから積み立てる分の銘柄は、いつでも変更できます。すでに買った分はそのまま保有しつつ、翌月から別の銘柄に切り替える、といった形が可能です。最初の選択にそこまで神経質にならなくて大丈夫です。
- 新NISAの銘柄選びで信託報酬はどれくらい違うと差が出ますか?
定番の低コスト投信どうしなら年0.0数%の差で、長期でも影響はわずかです。ただし高コストな投信(年1%超など)を選ぶと長期で大きな差になるので、低コストの定番から選ぶのが無難です。
- 新NISAの銘柄はオルカンとS&P500以外も検討すべきですか?
初心者のうちはこの2つから選べば十分です。高配当株やゴールドなどの選択肢もありますが、まずは定番のインデックス投信で積立に慣れてから検討するのがおすすめです。
- 新NISAの銘柄は楽天証券でもSBI証券でも同じものを買えますか?
はい、eMAXIS Slim 全世界株式やS&P500などの定番銘柄は、楽天証券・SBI証券のどちらでも買えます。証券会社で迷っているなら、ポイントの貯まり方や使い勝手で選ぶとよいです。
- 新NISAの銘柄で楽天オルカンと普通のオルカンの違いは何ですか?
どちらも全世界株式に投資する点は同じで、運用会社と信託報酬・純資産が違います。楽天プラスのオルカンは信託報酬が低めですが設定が新しく実績が浅め、eMAXIS Slimは純資産が大きく実績が長めです。最新のコストは目論見書で確認してください。
- 新NISAの銘柄で米国比率が高いと危ないですか?
米国比率が高いほど、米国市場が不調なときの値動きは大きくなりやすいです。ただ長期の積立なら、下がった局面も買い続けることで平均化されます。値動きの大きさが不安なら、米国集中のS&P500より全世界のオルカンが気持ち的にラクです。
- 新NISAの銘柄選びに時間をかけられません。結局どうすれば?
迷ったらeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)を1本、で十分です。低コスト・大きい純資産・広い分散がそろっていて、ほったらかしでも続けやすいです。完璧を目指すより、早く始めて長く続けるほうが結果につながります。
まとめ:新NISAの銘柄は「続けられるほう」を選ぶ


新NISAの銘柄選びは、オルカンかS&P500の二択でほぼ正解です。中身は6割が米国株で似ているので、どっちを選んでも大失敗はしません。
- 迷う・広く分散したい → オルカン
- 米国の成長に賭けたい → S&P500
- 両方持ちは米国寄りが強まるだけと理解する
- 選ぶ軸は信託報酬・純資産・指数の3つ
僕は不安に弱い性格なのでオルカンにしましたが、これは正解ではなく相性の問題です。大事なのは、自分が安心して積み立て続けられるほうを選ぶこと。投資は途中でやめないことが一番の勝ち筋です。
銘柄が決まったら、あとは始めるだけ。新NISAの始め方で口座開設から積立設定までの流れを、新NISAは毎月いくらで無理のない金額の決め方を、買ったあとの新NISAの売り方もチェックして、今日のうちに一歩進めてみてください。








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