新NISAで積み立てを始めたはいいけど、「これ、いつ売ればいいの?」が分からなくてモヤモヤする。これ、始めた人がだいたい次にぶつかる壁です。
下がったら不安で売りたくなるし、上がったら利益確定したくなる。でも、そのたびに売り買いしてると、たいてい損するんですよね。僕がそうでした。
とくぶー投資歴4年で一度狼狽売りをやらかした僕が、新NISAの売り方の基本と、いつ売るのがいいのかを正直に話します。結論、基本は売らずほったらかし、必要なときだけ売る、です。
この記事を読むと、新NISAの売却の仕組み(売った枠が復活すること)と、感情で売って失敗しないための考え方が分かります。
新NISAは基本「売らない」のが正解な理由


まず大前提から。新NISAは長期でコツコツ積み立てて、できるだけ売らずに持ち続けるのが基本の戦略です。
理由は複利の効果。利益がさらに利益を生む雪だるまは、時間をかけるほど大きくなります。途中で売ってしまうと、その雪だるまを自分で止めることになるんです。
とくにオルカンやS&P500のようなインデックス投信は、短期の値動きに一喜一憂せず、長く持つのが王道です。頻繁に売り買いするほど、長期投資の複利効果は削られていくので、基本は放置でOKです。
銘柄選びでまだ迷っているなら新NISAの銘柄はオルカンとS&P500どっち、毎月の積立額は新NISAは毎月いくらもあわせてどうぞ。
新NISAを売るタイミングはいつがいい?


「基本は売らない」と言っても、一生売らないわけじゃありません。では、いつ売るのか。考え方を整理します。
- 教育費・住宅資金など、お金が必要になったとき
- 老後に少しずつ取り崩して生活費に充てるとき
- 当初の目標金額に達したとき
ポイントは「相場が上がったから」「下がりそうだから」で売らないこと。売る理由は相場ではなく、自分の人生のイベントに合わせるのが基本です。
老後の取り崩しなら、一気に全部売らず、必要なぶんだけ少しずつ売るのが定番です。残りは運用を続けられるので、複利の恩恵を最後まで受けられます。
ちなみに新NISAは非課税なので、いつ売っても利益に税金はかかりません。ここは普通の課税口座と違う、新NISAの大きなメリットです。
新NISAは売却すると非課税枠が翌年復活する


新NISAで知っておきたいのが、売却した枠が復活する仕組みです。これは旧NISAにはなかった、新NISAならではの特徴です。
生涯で使える非課税の保有限度額は1,800万円。新NISAでは、保有している商品を売ると、その枠が翌年にまた使えるようになります。つまり枠を使い回せるんです。
- 復活するのは売った翌年から
- 復活する枠は買ったときの値段(簿価)ぶん
- 年間の投資枠(360万円)は復活しない
注意したいのが、復活するのは「買ったときの値段(簿価)」ぶんという点。利益が出て資産が増えていても、復活する枠は元本の金額です。値上がりぶんがそのまま枠になるわけではありません。
もう一つ、復活するのは生涯の保有限度額だけで、年間投資枠360万円は売っても増えない点に注意です。売ってその年にすぐ買い直したくても、年間枠を超えては買えません。枠の使い回しは翌年以降の話、と覚えておきましょう。
狼狽売りで失敗した僕の体験談


ここで僕の失敗談を。売り方の話で一番伝えたいのは、テクニックより「感情で売るな」ということです。



4年前、相場が大きく下がったとき、僕は含み損が膨らむのが怖くて、持っていた投信を売っちゃったんです。いわゆる狼狽売りってやつです。
結果どうなったか。売ったあと、相場はわりとすぐに値を戻しました。あのまま持っていれば損も消えて、むしろプラスになっていたのに、自分で確定させた損だけが残った。あれは本当に悔しかったです。
このとき学んだのは、下がって怖いときに売るのが、一番やってはいけない売り方だということ。値下がりは長期投資なら通る道で、そこで売ると損を確定するだけなんですよね。
それ以来、僕は相場が下がっても見ないようにして、淡々と積み立てを続けています。むしろ下がってるときは「安く買えてラッキー」くらいに思うようにしてます。ズボラなくらいがちょうどいいです。
新NISAを始めるところからの全体像は新NISAの始め方で、証券会社選びは楽天証券とSBI証券どっちで解説しています。
新NISAの売り方に関するよくある質問


- 新NISAはいつ売るのが正解ですか?
相場のタイミングで売るより、お金が必要になったとき(教育費・住宅資金・老後の生活費など)に売るのが基本です。相場を読んで売買するのは難しく、長期で持ち続けるほうが複利の効果を活かせます。
- 新NISAを売ると非課税枠は復活しますか?
はい、売却した翌年に非課税の保有限度額(生涯1,800万円)が復活し、再利用できます。ただし復活するのは買ったときの値段(簿価)ぶんで、年間投資枠360万円は復活しません。旧NISAにはなかった新NISAの特徴です。
- 新NISAで売った利益に税金はかかりますか?
かかりません。新NISA口座内で得た利益は非課税なので、いつ売っても利益に税金はかかりません。利益の約20%が課税される通常の口座と比べて、ここが大きなメリットです。
- 新NISAは下がったら売ったほうがいいですか?
下がったからと慌てて売る「狼狽売り」は、損を確定させるだけになりがちです。値下がりは長期投資では通る道で、その後戻ることも多いです。怖くても売らず、淡々と積み立てを続けるほうが結果的にうまくいきやすいです。
- 新NISAは一部だけ売ることもできますか?
はい、保有している投信の一部だけ売ることもできます。老後に取り崩すときは、一気に全部売らず必要なぶんだけ売り、残りは運用を続けるのが定番です。残った分は複利の恩恵を受け続けられます。
- 新NISAを売ったお金はいつ受け取れますか?
投信を売却すると、数営業日後に証券口座に売却代金が入金されます(商品により日数は異なります)。すぐ現金が必要な場合は、入金までに数日かかることを見込んで早めに売却手続きをしましょう。
- 新NISAで利益確定のために売るのはアリですか?
短期の利益確定を繰り返すのは、長期投資の複利効果を削るのであまりおすすめしません。目標金額に達した、必要なお金ができた、といった明確な理由があるなら売ってもよいですが、「ちょっと上がったから」で売るのは避けたほうが無難です。
- 新NISAを売って同じ年にまた買い直せますか?
その年の年間投資枠(合計360万円)が残っていれば買えますが、売って枠が復活するのは翌年からです。年間枠を使い切っていると、売ってもその年に買い増しはできません。枠の使い回しは翌年以降と考えましょう。
- 新NISAの出口戦略はどう考えればいいですか?
基本は「必要になったときに、必要なぶんだけ取り崩す」です。老後なら毎年少しずつ売って生活費に充て、残りは運用を続ける形が定番です。一括で売らないことで、最後まで複利の効果を活かせます。
- 新NISAは売らずにずっと持ち続けてもいいですか?
はい、新NISAの非課税保有期間は無期限なので、売らずにずっと持ち続けて大丈夫です。むしろ長く持つほど複利の効果が大きくなります。売るのはお金が必要になったときで十分です。
まとめ:新NISAは売らず、必要なときだけ売る


新NISAの売り方は、難しく考えなくて大丈夫です。基本は売らずに長期でほったらかし、お金が必要になったときだけ売る。これでOKです。
- 基本は売らず長期で持ち続ける
- 売るのはライフイベントでお金が必要なとき
- 売った枠は翌年に簿価ぶん復活する
- 年間投資枠360万円は復活しない
- 下がって怖くても狼狽売りはしない
僕は一度狼狽売りで痛い目を見たので、今は相場が下がっても見ないふりして積み立てを続けています。売り方で一番大事なのは、テクニックより「感情で売らない」ことだと、身をもって学びました。
これから始める人は新NISAの始め方を、銘柄で迷う人は新NISAの銘柄はオルカンとS&P500どっちを読んで、まずは無理のない金額でコツコツ始めてみてください。








コメント