単身赴任が決まると、自宅の通信費はそのまま残るのに、赴任先でもネット代とスマホ代が新しく発生します。同じ財布から二重に払う形になるので、月の固定費が一気に重くなるんですよね。
先に答えを書いておくと、赴任先の通信は工事のいらないスマホ無制限1本に寄せるのが、いちばん安くて身軽です。楽天モバイルなら月3,278円が上限で、テザリングを使えばパソコンもそこからつなげます。
とくぶー楽天モバイルを2年使ってる、とくぶーです。僕自身は単身赴任の経験がないので、赴任してた同僚の話を聞きつつ、自分が行く側ならどうするかを紙に書いて計算してみました。
その計算だと、赴任先に光回線を引くパターンとの差が2年で7万円以上ありました。工事費を入れる前の話なので、実際はもう少し開きます。


とくぶー
お得情報ブロガー/楽天経済圏6年
神奈川・川崎の31歳会社員。借金500万円を、お得活動だけで完済して資産500万円超にした、ごく普通の家庭のお得オタクです。背伸びせず「一緒に得しよ」の同じ目線で、実際に試したことだけ正直に書いています。
実際に使っている実績(一次情報)
- 楽天モバイル2年(元ドコモ月8,400円→月1,000円台)
- 楽天カード6年・三井住友カードNL併用
- ふるさと納税6年連続・ハピタス6年
- 新NISA月5万・オルカン中心で投資歴4年
クレカを作りすぎて管理が崩壊したり、新NISAの下落で狼狽売りして損したり、失敗もたくさんしてきたので、いい話だけでなくデメリットや損した話も隠さず書きます。
単身赴任の通信費が重いのは「世帯合計」で見てないから


赴任先の料金だけを見て「まあこんなもんか」と決めると、たいてい失敗します。自宅ぶんと赴任先ぶんを足した世帯合計で見ないと、どこがムダなのか見えないからです。
一つずつ見ていきましょう。
二重払いが金額の正体


単身赴任で通信費が跳ねる原因は、使う量が増えたからではなく、契約が増えたからです。自宅の光回線と家族のスマホはそのまま残るのに、赴任先でもう1セット契約するので、単純に足し算になります。
しかも赴任先は「とりあえず不便がないように」と多めに契約しがちです。実際にはほとんど家にいないのに、光回線とスマホの大容量プランを両方抱えているのがよくある形。僕の同僚も赴任先に光を引いて、帰ってくるのが毎晩23時過ぎで結局ほぼ使わなかったと言ってました。
世帯合計は月2万円前後


目安として、一人暮らしの通信費の平均は月9,080円という調査があります。2025年1月から3月にかけての数字なので、そこまで古くはないはず。
自宅に家族が残っていて、そこに赴任先の9,000円前後が乗ると、世帯合計は月2万円前後になります。年間だと24万円。ちなみに4人家族の通信費の平均は月22,751円という別の調査もあって、単身赴任すると家族4人ぶんと同じくらい払うことになる計算です。
この金額を見て「うちもそんなもんかも」と思ったなら、削れる余地はけっこうあります。世帯全体の固定費の見直し方は固定費の見直し方法にまとめてあるので、通信費以外もまとめてやるならそちらもどうぞ。
削れるのは赴任先の1本


世帯合計のうち、いちばん手をつけやすいのは赴任先ぶんです。自宅は家族が毎日使っているので、いきなり光回線を解約するわけにいきません。
逆に赴任先は、住む人が自分ひとり。自分の使い方に合わせて好きに決められるので、ここを最小構成にするのがいちばん効きます。赴任先の通信を1本に絞れるかどうかで、世帯合計が数万円単位で変わります。
自宅側も見直したいなら、そもそも家のWi-Fiが必要かどうかから考える手もあります。うちの判断基準は自宅のWi-Fiを契約しない選択に書きました。
赴任先はスマホ無制限1本で足りる人がほとんど


赴任先の通信は、スマホの無制限プラン1本で完結させるのがシンプルで安いです。工事もいらないので、着いたその日から使えます。
一つずつ見ていきましょう。
上限3,278円で読める


楽天モバイルの最強プランは、3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、それ以上いくらでも使っても3,278円で止まります。使わなかった月は勝手に安くなる形です。
赴任先って、月によって在宅時間がバラつくんですよね。出張が重なった月はほとんど部屋にいないし、逆に閑散期は家で動画ばかり見る月もある。その波を気にせず、最悪でも3,278円で頭打ちだと分かっているのが単身赴任には効きます。
家族も同じ会社にまとめれば家族割で1回線あたり110円引きになるので、実質3,168円。プランの中身は楽天モバイル最強プランの料金に細かく書いてあります。
テザリングは無料で使える


赴任先でパソコンを使うなら、テザリングでスマホからつなげば足ります。楽天モバイルはテザリングが無料で、申し込みも不要。スマホ側の設定を1回オンにするだけです。
僕は自宅でも出先でも普通にテザリングでノートパソコンを使っていて、調べ物やブログの更新くらいなら何の不満もないです。無制限プランならテザリングで使ったぶんもデータを気にしなくていいので、そこが大きい。詳しい手順は楽天モバイルのテザリングにまとめました。
ポケットWi-Fiを別で契約する手もあるんですけど、それだと結局2契約になって二重払いに逆戻りします。その落とし穴はスマホとポケットWi-Fiの二重契約で触れています。
開通待ちゼロで初日から


単身赴任って、辞令から引っ越しまでの期間が短いことが多いですよね。そこで光回線を申し込むと、工事日の調整で数週間待つことがあります。
スマホの無制限なら、eSIMで申し込めばその日のうちに開通します。赴任初日の夜に「ネットがなくて何もできない」という空白が生まれません。引っ越し直後にネットが数週間使えないのは、地味にいちばんストレスが溜まるところです。



赴任が決まってから引っ越しまで3週間しかなかった、って同僚が言ってました。工事の話をしてる余裕はなかったそうです。
光を引くかどうかは差額を見てから決める


迷ったときは、感覚じゃなく金額を並べたほうが早いです。僕が紙に書いた試算をそのまま置いておきます。
光回線側の月額は、一般的な家庭のネット代の平均が月4,110円という調査があったので、それを当てはめました。赴任先のスマホは20GBの2,178円で計算。スマホ1本のほうは家族割込みの3,168円です。
| 赴任先の契約 | 月額のめやす | 2年の合計 |
|---|---|---|
| 光回線+スマホ20GB | 約6,288円 | 約151,000円 |
| スマホ無制限1本 | 3,168円 | 約76,000円 |
差は2年で約75,000円。ここに光回線の工事費と初期費用が乗るので、実際の開きはもう少し大きくなります。赴任が2年で終わるなら、この差額でそこそこいい椅子と机が買えるくらいの金額です。
もちろん、赴任先で毎日パソコンを長時間使うなら光のほうが快適です。ただ「なんとなく家にはネットがあるもの」という理由だけで引くなら、いったん止まったほうがいい。使わない回線に2年で7万円以上払うのが、単身赴任でいちばんもったいないパターンです。
そもそも光がいらないケースの判断基準は光回線がいらない人の条件に書きました。転勤が続く人は引っ越しが多い人のネット選びのほうが近いと思います。
家族との連絡はここまで0円に寄せられる


単身赴任だと、家族との電話やビデオ通話が明らかに増えます。ここも意外と削れるところ。
一つずつ見ていきましょう。
国内通話はアプリで0円


楽天モバイルは、専用アプリのRakuten Linkから発信すれば国内通話が無料です。相手が楽天モバイルじゃなくても、固定電話でも無料。
単身赴任だと、子どもが寝る前に毎晩10分だけ電話する、みたいな使い方になりますよね。これを普通の通話でやると30秒22円が積み上がって、月に数千円になることもあります。アプリ経由に変えるだけで、そこがまるごと消えます。
ただしアプリを経由しないとお金がかかるので、そこは注意。使い方のクセはRakuten Linkの使い方にまとめてあります。
ビデオ通話はギガを食う


顔を見ながら話したい、というのは単身赴任だと自然な欲求です。で、ビデオ通話はデータをけっこう使います。
毎晩30分のビデオ通話を続けると、それだけで月に数GB飛びます。20GBのプランだと動画も見られなくなってきて、月末に速度制限で困る流れ。無制限にしておくと、そこを何も考えなくてよくなります。
僕は娘の顔を撮った動画を妻とやりとりするだけでもけっこうデータが飛ぶので、離れて暮らす人はもっと使うだろうな、と思ってます。ここは無制限を選ぶ理由としてけっこう大きいはず。
家族割は1回線110円引き


自宅の家族と赴任先の自分が同じ会社にまとまっていると、家族割が効きます。楽天モバイルの最強家族プログラムは1回線あたり110円引きで、最大20回線まで。
金額としては小さいんですけど、離れて暮らしていても対象になるのがポイントです。住所が別れている単身赴任でも、グループから外れません。
家族でまとめるときの手順や注意点は楽天モバイルを家族で使うにまとめました。夫婦ぶんの見直しだけなら夫婦の通信費を節約する方法のほうが近いです。
正直に言うと、この形が向かない人もいる


スマホ1本に寄せる形は万能じゃないです。合わない条件をはっきり書いておきます。
一つずつ見ていきましょう。
山間部と建物の奥は弱い


楽天モバイルは都市部だと不満がないんですけど、山間部や地方の一部だと電波が弱い場面があります。建物の奥まった部屋や地下も苦手。
赴任先が工場や事業所のある郊外だと、ここが読めません。赴任先の住所で電波が入るかを確認せずに1本化すると、部屋でネットが使えないという最悪の事態になります。公式のエリアマップで住所を入れて確認するのを、申し込みより先にやってください。
地方での実際の使い勝手は楽天モバイルは地方で使えるかに書いています。社員寮に入る人は社員寮のWi-Fiが遅いときの対処も読んでおくと判断しやすいはず。
ローミングが9月末終了


楽天の自社回線が届かない場所では、これまでau回線を借りてつないでいました。この仕組みが2026年9月末で終了する予定になっています。
自社回線のエリアはかなり広がってきているので都市部なら問題は出にくいはずですが、これまでau回線頼りだった地域は影響を受けます。赴任先がそういう場所なら、1本化はやめておいたほうが無難。
心配なら、サブでpovoを入れておく手もあります。基本料0円で持てて、必要なときだけ3GBを990円で足す形。僕もサブ回線として試したことがあって、非常用としては悪くなかったです。
毎日PC長時間なら光が無難


赴任先がほぼ在宅勤務で、毎日8時間パソコンをつなぐなら、素直に光回線を引いたほうがいいです。ビデオ会議の安定感がぜんぜん違います。
テザリングは便利なんですけど、スマホ本体が熱を持つし、バッテリーの減りも早い。仕事で1日中つなぎっぱなしにする用途だと、さすがにしんどいです。
ちなみに在宅勤務の通信費を会社が補助してくれるケースもあるので、赴任先が在宅中心なら先に総務に聞いておくといいです。自己負担になりやすい部分はテレワークの自己負担にまとめました。
赴任が決まった日からの動く順番


やることの順番を間違えると、契約が二重になったまま数か月過ぎます。辞令が出た時点でこの順で動くと、ムダが出にくいです。
- 世帯の通信費を全部書き出す
- 赴任先の住所で電波を確認
- 会社の通信費補助を総務に確認
- 赴任先の使い方を決める
- スマホ1本か光かを決める
- 引っ越し前にeSIMで申し込む
いちばん飛ばされがちなのが3番の会社の補助です。赴任先の通信費が補助対象になっている会社はけっこうあるので、自腹で払う前に一度聞いたほうがいい。
4番の「使い方を決める」も大事で、ここが曖昧なまま契約すると多めに買ってしまいます。動画とビデオ通話が中心ならスマホ1本、毎日仕事でつなぐなら光、という線引きで十分です。
6番は引っ越し当日にやろうとすると、バタバタして手が回りません。eSIMなら手続き自体は短いので、引っ越しの1週間くらい前に済ませておくのがおすすめ。5分でできる棚卸しのやり方は通信費を1分で見直す方法に書きました。



僕は元ドコモで月8,400円をずっと放置してました。単身赴任みたいに契約を触るタイミングは、放置をリセットするチャンスでもあります。
単身赴任の通信費に関するよくある質問


- 単身赴任の通信費はいくらが目安ですか?
一人暮らしの通信費の平均は月9,080円という調査があるので、赴任先だけで見るとそのあたりが世間の水準です。自宅に残る家族のぶんを足すと、世帯合計で月2万円前後になる家庭が多いはず。赴任先をスマホの無制限1本に絞れば、赴任先の追加を月3,168円まで下げられます。
- 単身赴任の赴任先に光回線は必要ですか?
毎日パソコンを長時間つなぐ在宅勤務でなければ、多くの人は不要です。工事の日程調整が必要で、赴任が終わるときの解約もついてきます。スマホの無制限とテザリングで足りるなら、その手間ごと省けます。
- 単身赴任で家族との通話料を減らすには?
楽天モバイルなら専用アプリのRakuten Linkから発信すると国内通話が無料です。毎晩の短い電話が積み上がる単身赴任だと、ここの効き方が大きい。アプリを経由しない発信は有料なので、そこだけ気をつけてください。
- 単身赴任が短期でも通信費を見直す意味はありますか?
短期こそ効きます。半年や1年で終わる赴任なのに光回線を引くと、工事費を回収する前に解約することになるからです。工事のいらないスマホ1本なら、赴任が終わってもそのまま使い続けられます。
- 単身赴任でテザリングだけでパソコンは使えますか?
調べ物やメール、動画くらいなら問題なく使えます。僕もノートパソコンはテザリングで動かしていて、日常の作業で困ったことはないです。ただ1日8時間つなぎっぱなしにするとスマホが熱を持つので、そこまでの使い方なら光のほうが向きます。
- 単身赴任先で電波が入るか不安です。どう確認しますか?
申し込む前に、公式のエリアマップに赴任先の住所を入れて確認してください。山間部や建物の奥は弱い場面があるので、ここを飛ばすと部屋でネットが使えない事態になります。不安なら基本料0円のpovoをサブで持っておくと保険になります。
- 単身赴任でも家族割は使えますか?
楽天モバイルの最強家族プログラムは離れて暮らす家族も対象なので、単身赴任でも適用されます。1回線あたり110円引きで、最大20回線までまとめられます。自宅の家族と同じグループにしておけば、赴任中もそのままです。
- 単身赴任の通信費は会社に請求できますか?
会社の規定次第ですが、赴任先の通信費を補助対象にしている会社はあります。自腹で契約する前に総務へ聞くのが確実です。補助が出るなら、どこまでが対象かで選ぶべき契約も変わってきます。
- 単身赴任が終わったら契約はどうなりますか?
スマホの無制限ならそのまま自宅で使い続けられるので、やることは特にありません。光回線を引いていた場合は解約と撤去の手続きが要ります。楽天モバイルは1年以上使っていれば解約金も0円です。
- 単身赴任の通信費見直しは何から始めればいいですか?
自宅ぶんと赴任先ぶんを1枚の紙に全部書き出すところからです。世帯合計で見ないと、どこが二重になっているか見えません。書き出したうえで、赴任先の1本を最小構成にできないか考えると答えが出ます。
まとめ:単身赴任の通信費は赴任先の1本で決まる


単身赴任の通信費は、赴任先を工事のいらないスマホ無制限1本に寄せるのがいちばん安くて身軽です。自宅ぶんは家族が使うので触りにくいぶん、赴任先をどう組むかで世帯合計が決まります。
金額でいうと、光回線を引くパターンが月6,288円前後、スマホ1本が月3,168円。2年で約75,000円の差になって、ここに工事費が乗るのでもう少し開きます。一人暮らしの通信費の平均が月9,080円という調査を考えると、赴任先を平均の3分の1くらいまで落とせる計算です。
正直な弱点も書いておくと、山間部や建物の奥は電波が弱い場面があります。au回線のローミングが2026年9月末で終わる予定なのも、地方に赴任する人には無視できないところ。毎日パソコンを長時間つなぐ在宅勤務なら、素直に光を引いたほうが幸せです。
僕自身は単身赴任の経験がないので、ここは同僚の話と自分の試算をもとに書いています。ただ元ドコモで月8,400円を何年も放置していた身としては、契約を触るタイミングでちゃんと計算する価値はほんとにあると思ってます。放置していた2年で払わなくてよかったお金、けっこうな額だったので。
次にやることは、自宅ぶんと赴任先ぶんを紙に書き出して、赴任先の住所で電波を確認するところまで。そこまでやれば、スマホ1本でいくか光を引くかは自然に決まります。スマホ代全体を下げたいならスマホ代を安くする方法もあわせてどうぞ。
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赴任先の部屋でネットが使えないのがいちばん困るので、電波の確認だけは先にやっておいてください。そこさえクリアなら、あとは身軽なほうを選べばいいと思います。








